【灘の昼ごはん358食目】レストランパブロ「ひね鶏のスープカリー」

昼150108

スープは冬が似合う。暖かい湯気が立ち上る風情はもちろん、なんてったってことばの音(おん)がいい。「スー」の音は風の音や冬の寒さが感じられる。ほら、鉛色の冬空が眼前に浮かんでくるでしょ?そして間の抜けたようで暖かい「プ」の音がいい。寒さがプっと暖まる感じ。パでもピでもペでもポでもしっくりこない。スーパ、スーピ、スープ、スーペ、スーポ、ほら、スープが一番冬っぽいでしょ?坂バスの水道筋商店街北バス停のド真ん前にある[レストランパブロ]の平日ランチメニューが「スープボウルランチ」としてリニューアル。もう、名前だけで暖かくなってくるのですよ。真ん中がぽっこりと凹んだキュートな皿(スープボウルと言うらしい)の日替わりスープとパン、サラダ、コーヒーのセットで850円。スープといっても流動食的なそれではなくがっつり具が入ったタイプ、いや具にスープがかかっていると言った方がいいかもしれない。本日のスープボウルはひね鶏のカレー。サフランライスにドドーンと乗った、しっかりとしたひね鶏にスープボウルに入ったカレーをかけるというギミックが楽しい。流石パブロ、鶏だけでなく食べ方もひとひねり。カレーと言えば夏のイメージがあるが、カレーライスでもなくスープカレーでもないパブロのカリーはまぎれもない冬のカレーなのだ。

レストランパブロ「スープボウルランチ」(平日のみ)
●場所
神戸市灘区倉石通3-1-14テイク摩耶1F(坂バス水道筋商店街北バス停前)
http://www.restaurantpablo.byethost10.com/
●本日の昼食
ひね鶏のスープカリー、サラダ、コーヒー
850円