【灘の昼ごはん379食目】混ぜるは恥だが味が立つ

あなたはカレーライスを食べる時、全部混ぜる派だろうか。それとも混ぜない派だろうか。僕は混ぜない派です。白いご飯部分がなくなっていくのはそこはかとなく切ない。でもその切なさがカレーライスを食べる時の楽しみの一つでもある。でもピビンパだけは別だ。これでもかというくらいに具と飯を混ぜたほうが圧倒的に味が立ってくる。じゃあ最初から混ぜて出せばいいかというとそれは違う。美しく盛られた具材をスッカラ(スプーン)でカチャカチャ混ぜ混ぜするというちょっと行儀が悪いような背徳感が楽しい。韓国食材の店がなくなって久しい水道筋に待望の韓国ダイニングが骨董通りのシェアキッチンにオープンした。店長は三宮のJinanで腕を磨いた灘クミン。CASS(韓国ビール)やマッコリ、ソジュ(焼酎)もあるので、日曜の昼下がりにオモニ直伝の自慢のチヂミやキンパ、チャプチェ、キムチをつまみながらの昼酒もオツ。テイクアウトも可能。日曜と月曜だけの営業なのでご注意。
そういえばこの場所でピビンパを混ぜ混ぜしていてふと思い出した。このシェアキッチンのメンバーだった「カラピンチャ」のスリランカカレーも同じように混ぜ混ぜしたことを。

韓バルジョンヒ「ピビンパランチ」

●場所
神戸市灘区篠原南町7丁目1−8(水道筋骨董通り)

 ※日曜、月曜(夕方まで)のみ営業
●本日の昼ごはん

・ピビンパ

・チヂミ
・チャプチェ
・スープ

800円